このアイディア最高なんだけど、上司が理解してくれないとか。どんな提案も頭が硬くて却下されるとか。お客様の知識が足りなくて、必要性が伝わっていないとか。いうことは、よくあると思います。
そんな時考えてほしいのが、人の意見を採用して、自分に責任の及ぶ範囲でゴーサインを出すというのは、すごく勇気のある行為だということ。
そして、自分が正しい判断だと思うと同じくらいに、相手にとっても正しい判断をしているということ。
その二つの理由から、相手を理解できない人だとと敵対するのは、辞めてみてほしい。そうしないと、二度とあなたの意見は通らない。
提案を通すための第一歩は、相手の気持ちを理解すること。相手は、何を恐れているのか理解して、共感するところまで行ってほしい。
同じ志を持つ者だとして、信頼されない限り、曖昧な返事でやり過ごされてしまうだろう。
ここで言っているのは、新規性のある提案であって、みんなが賛同するような、判断に困るようなものではない。
相手を理解できないうちは、相手から自分も理解されていない。そんな理解できないあなたに対して、よし、任せた!とは、言いにくい。
本当に必要だと思っていることなら何度でも提案するべき、そのときに前と同じ伝え方ではダメで、切り口を変えて提案する。「前にもダメだと言っただろう」と言われないようにする。
軸がぶれていなければ、何回目かに、理解してくれる可能性があるし、そかまでいかなくても、本気度が伝わってじっくり考えてみてくれる。
本当に実行が必要な提案であれば、誰が発案者であるかは問題ではない。相手の発案のように思い込ませることができれば、それが一番早く、意欲的に実行されるので、そこがベストな落とし所だと私は思っている。手柄より結果と思えればである。